Mar 19, 2010

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 ゴールデンウイークの行楽客でにぎわう金沢城公園に5月5日、加賀藩初代藩主前田利家の義理のおいと伝えられる武将前田慶次郎(慶次)が登場し、記念撮影に応じた。(金沢経済新聞)

【画像】 記念写真に収まる前田慶次郎役の村田さん

 県が主催する「城と庭のもてなし事業」の一環。県は昨年まで一般的な武者と姫君役を用意し、百万石情緒を演出していたが、今年は初めてキャラクターを特定した。前田慶次郎は戦国時代末期から江戸時代初期にかけて活躍した武将で、腕が立つ一方、派手好みで酔狂な傾奇者(かぶきもの)としても知られている。柴田錬三郎賞を受賞した小説「一夢庵風流記」や、同作を原作にした漫画「花の慶次」で脚光を浴び、広く知られるようになった。

 慶次郎に扮(ふん)したのは、金沢市在住で劇団「彦座(ひこざ)」の座長兼殺陣師を務める村田彦二さん(30)。同劇団は慶次郎を主人公にした舞台公演を行っており、主役を務めてきた村田さんはこの日もその舞台衣装で臨んだ。

 同園には外国人観光客や県外からの家族連れらが次々に訪れ、慶次郎と写真に収まって金沢観光の思い出を刻み込んだ。

 村田さんは「名古屋城の『おもてなし武将隊』を手始めに、全国の城で武将隊が作られ、観光客の人気を集めている。金沢でも役者仲間と共に金沢らしい武将隊を作り、来県客をもてなしたい」と意気込みを見せる。


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 鎌倉・材木座に4月29日、85年ほどの歴史ある古民家を活用したゲストハウス「亀時間」(鎌倉市材木座3、TEL 0467-25-1166)がオープンした。(湘南経済新聞)

【画像】 85年ほどの歴史ある古民家を活用したゲストハウス「亀時間」外観

 亀時間は、関東大震災後に宮大工によって建てられた平屋造りの民家を活用している。柱に節もなく、大黒柱が太い立派な造りで、民家から15年前まではステーキ店として使われていたが、その後空き家となっていた。

 オーナーとなった櫻井さんは貿易会社を退社した後、アジアやアフリカなど世界各地を旅し、ゲストハウスなどを泊まり歩いた。「そこでさまざまな人に出会い、触れ合うことで人生観が開けた」と櫻井さん。その経験を生かし、知り合いや地元での地域活動を通じて、この建物と出合い、知人とゲストハウス運営に乗り出した。

 施設面積は99平方メートル。古い建物の良さはそのままに、壁をしっくいで塗り直し、障子や襖(ふすま)、畳の張り替えを行った。部屋は、2人部屋の「4.5畳」(素泊まり1部屋=9,000円)、6人まで収容可能な6畳の「ドミトリー」(1ベッド=3,500円)、4人部屋の「8畳」(1万6,000円)の3部屋を用意する。

 入り口を入ったすぐの場所に土間の共同スペースがあり、当時の宮大工が作った神棚も設置されている。このスペースは今後、朝食やランチなどの食事も提供できるカフェとして営業していく意向。「地元と海外の接点となって、広い世の中作りに貢献できる、地元に根ざしたゲストハウスになれば」と櫻井さん。

 チェックインは15時〜21時、チェックアウトは10時。 


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亀時間


 太平洋戦争中、画家になる夢を果たせないまま異国に散った画学生たちの絵が26日から、横浜赤レンガ倉庫1号館で公開される。長野県上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」の巡回展で、約80人が残した作品や遺品300点が展示される。横浜での開催は初めて。同美術館館長の窪島誠一郎さんは「彼らの絵を見て、自分の好きな道をやり遂げること、生きるということはどういうことかを感じてほしい」と呼び掛けている。

 無言館は1997年に開館。早世した画家の作品を集めた窪島さんの私設美術館「信濃デッサン館」の分館として設立された。

 きっかけは、出征経験を持つ画家・野見山暁治さんがデッサン館を訪れた際、窪島さんと交わした会話だった。野見山さんは「自分の何倍も才能があった画家が、戦地でたくさん死んだ」と告げた。そして遺族も高齢で亡くなりつつあり、彼らの遺作はやがて、この世から消えていくだろう―とも。

 「その話で火がついた。画家には、生身の命と、作品に込めた命の二つがある。彼らの絵が消えるのは、本当に彼らが死んでしまうことだと思ったんです」と窪島さんは語る。

 その後、2人は3年半をかけて全国の遺族を訪問し、遺作を集め始めた。やがて、その道行きが全国に報道され、「美術館を造って」という要望とともに寄付金が集まり始めた。こうして、新たな美術館が誕生した。

 分館がオープンした後も遺作は次々と集まり、2008年には第2展示館が設けられた。現在、108人の遺作など約600点を所蔵している。

 巡回展の横浜開催は、窪島さんと横浜の知人らが奔走し、赤レンガ倉庫100周年記念事業の一環として実現した。戦争で亡くなった画学生と同世代だが、長野までなかなか出掛けられない高齢者はもちろん、若い人たちにも見てほしいと窪島さんらは訴える。

 「国によって生をポキリと断ち切られた彼らの絵は、未熟だがひたむき。無言館に来た人たちは皆、そのけなげさにしゅんとしてしまう。不条理な世界を繰り返さない、平和は尊い、と伝えることはもちろん大事ですが、生きることとは何なのか、彼らの絵の前に立つと自然に分かるんです」

 6月14日まで。前売り900円。問い合わせは無言館電話0268(37)1650。

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