Aug 21, 2010

クレーム処理の電話代行サービス

プロバイダのお客様センターに電話をかけると業者から委託された電話代行サービスの会社がクレーム処理を担当していることがある。もちろん、クレーム対象商品をよく知っていることもないので担当サービスに接続できることだが、まれに仕事の内容を把握していない電話代行サービスの人間が、話の内容が要領を得ずに刺激することができます。
私は実際にコールセンター業務の経験があります。派遣会社の受付を専門にするコールセンターでした。女性のみ100人がフロアに集まって仕事。派閥やいじめ匂いがプンプンしたが、入社時の決定で後は一切禁止した。おかげで、住んでいる所はもちろん、性しか知らない。コー​​ルセンター特有の高い声だけで、本来の声すら知らない。最も働きがいのある職場でした。
利用者の立場からすれば、購入した電子書籍コンテンツは、どんな端末からでも読めるのが理想だろう。だが、そうなる可能性はゼロに近い。電子書籍事業を手がける企業/団体は、あの手この手でユーザーを囲い込もうとしている。今回は電子書籍のフォーマットに焦点を当ててみたい。

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日本語固有の文字組みが黒船来襲の“盾”に

 本連載第2回で、「2010年末に、日本で次々に電子書籍のプラットフォームが立ち上がった背景には、黒船(外資系企業)に対する警戒や恐怖がある」と書いた。だが、実際に外資系企業が日本の電子書籍市場に進出してきているのかというと、具体的な姿はまだ見えていない。

 では、わが国の事業者は見えない敵と戦っているのかというと、必ずしもそうとはかぎらない。しかし、“黒船の来襲”にはまだ少し時間がかかると考える人が多い。だからこそ今、防備を固める必要があるわけだ。

 外資系企業だけにかぎらず、電子書籍事業に参入するためには様々な要件をクリアする必要がある。何より重要なのは、コンテンツ(中身)を揃えることであり、個人である著作者と電子出版における出版契約を結ぶことである。

 コンテンツを揃える作業は、人(著作者)と人(編集者)の交渉事であり、信頼関係の構築といったデリケートな内容を含む。ただし、これは事業への参入時期にかかわらない問題であり、必ずしも黒船の来襲時期とは関係しない(もちろん、周到な準備を行う時間は必要だろうが)。

 中身を揃えたら、今度はそれを“盛る器”を用意しなければならない。ここで言う“器”とは、電子書籍とそれを読むためのリーダーに共通するフォーマットだ。このフォーマットは、電子書籍のコンテンツをどう記述し、記録して、配信するか、という全体を含むものであり、単にテキストデータの修飾方法や、タグの拡張だけを意味するものではない。

 現在、電子書籍で主流となっているフォーマットの大半は、Web上の標準に基づいている。XMLやXHTMLをベースに、必要であればCSSによるスタイル記述を組合せ、書誌データ(メタデータ)と合わせたうえで、扱いやすいよう1つのバイナリファイルにまとめたものである。

 問題はこのWeb標準において、日本語固有の組版、縦書き、ルビ、縦中横を扱う標準が存在しないことだ。書店の店頭を見ればわかるように、国内で流通する日本語書籍は、理工学書や一部の雑誌を除けば、ほとんどが縦書きとなっている。しかし、XMLやXHTMLをベースにした既存の標準では、今のところこれらを扱うことができない。これが、黒船の来襲までまだ時間がかかるのではないかと考えられる理由の1つとなっている。

異なるDRMで囲い込み

 2010年12月に相次いで販売されたシャープの「GALAPAGOS」もソニーの「Reader」も、自社の電子書籍販売サイトで販売する有償コンテンツには日本語組版の記述フォーマットとしてXMDF(ever-eXtending Mobile Document Format)を採用している(正確にはシャープが採用したのは、XMDF標準をさらに拡張した次世代XMDF)。

 一般にXMDFによる電子書籍では、コンテンツをXML文書として記述した(記述フォーマットと呼ぶ)あと、携帯端末などでも扱いやすいようバイナリ形式(実行フォーマットと呼ぶ)に変換し、さらにメタデータを付与、暗号化および改竄検出機能であるDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)を付加したうえで1つのファイル(配布フォーマットと呼ぶ)へ変換する。

 たとえXMDFで記述されていても、バイナリへの変換方式が違っていたり、DRMが異なっていたりすれば、ファイル間の互換性はない。ガラパゴスとReaderも異なるDRMを採用している。

 上記の過程のうち、XMDFの記述フォーマットについては「IEC 62448 Ed.2 Annex B」として国際標準が成立しており、縦書きを含めた最低限の日本語組版をカバーすると同時に、画面の大きさに合わせて1行の文字数を調整したり、テキストが挿絵や図版を回り込んだりすることが可能なフロー型をサポートした規格となっている。なお次世代XMDFの記述フォーマットは、このXMDFの記述フォーマットをベースに、動画や音声、インタラクティブ性を追加したものになっているとされる。

 つまりWeb標準では扱えない日本語をサポートするための国際標準はすでに存在する。しかし、どうやら黒船はこの標準に乗ろうとしていないように見える。さらに国内にも、XMDFに対する批判が存在するのだ。

 では、なぜ黒船のみならず日本国内からもXMDFに批判が出るのだろうか。次回(2月14日更新予定)ではこの問題について考えてみたい。寝ている間にキャッシングローンの終わり

(元麻布春男)


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