Feb 13, 2009

IDカードは、各地で普及して

今の現代社会は、別名"IT社会"とあり、その中のIDカードが広く活用されています。修学旅行で宿泊するホテルの一つにIDカードキーの部屋で宿泊しており、私は塾にも入室と退室時にIDカードをスキャンしています。このような今の現代社会では、IDカードは必要不可欠なものであるといえるでしょう。これからもずっと。
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 LGエレクトロニクス・ジャパンは、新型IPSパネル「UH-IPS」および「S-IPS II」を搭載した液晶ディスプレイ「IPS6 series」を11月下旬に発売した。UH-IPSパネル搭載の23型フルHD液晶ディスプレイ「IPS236V」と、S-IPS IIパネル搭載の21.5型フルHD液晶ディスプレイ「IPS226V」をラインアップしている。

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 これらは開口率を高めた新型パネルにより、バックライトの光を透過しやすくして、IPSパネルの課題である開口率の低さに起因する輝度やコントラストの低下を抑えているのが特徴だ。UH-IPSは従来のH-IPSに比べて、開口率を18%も高めており、さらにS-IPS IIはUH-IPSよりも開口率を11.6%アップしている。

 また、新型IPSパネルを採用しているにもかかわらず、量販店での実売価格は23型ワイドのIPS236Vで2万4000円前後、21.5型ワイドのIPS226Vで1万9800円前後と、驚くほど安いのも見逃せない。グループ企業と連携し、部品製造から販売まで一環して行うことで、ここまで低価格化できたという。新型IPSパネル搭載かつ低価格とあって、発売直後から人気を博しており、注目の液晶ディスプレイといえる。

 今回はS-IPS IIパネルを備えた21.5型ワイドのIPS226Vを試してみた。UH-IPSを搭載した23型ワイドのIPS236Vについては、既にレビュー記事を掲載しているので、併せてチェックしてほしい。今回入手したのは同社から借用したサンプル機(海外版ベース)であり、実際の製品と一部異なる可能性があることはあらかじめお断りしておく。

●非光沢の21.5型フルHD液晶パネルを採用

 IPS226Vのパネルサイズは21.5型ワイド(非光沢)で、アスペクト比は16:9だ。つまり、画面サイズは23型ワイドのIPS236Vよりも一回り小さい。画面解像度は1920×1080ドットと変わらないため、ドットピッチの狭さ(表示の細かさ)を許容できるかどうかがポイントになる。もっとも、昨今は15型やそれより小さい画面サイズのノートPCでもフルHDの解像度を確保した製品が少なくない。多くのユーザーにとって、IPS226Vの表示が細かすぎて困ることはないだろう。ドットピッチが狭いことで、かえって密度が高く精細な表示に見える面もある。

 基本スペックはIPS236Vと同等だ。IPSということで視野角は水平/垂直とも178度と広く、斜めから見た場合の色度変位が小さい(色が変わりにくい)。輝度は250カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1、最大表示色は約1670万色だ。応答速度は中間階調から中間階調(GTG)で14ms、中間階調から白/黒で6msとなっている。色域については特にアナウンスがないが、広色域タイプではなく、sRGBクラスだ。

 PC用の液晶ディスプレイなので、むやみに輝度を上げるよりは表示の安定性や低消費電力を狙っているのかもしれない。バックライトの調光制御と映像処理エンジン「f-ENGINE」によって、最大500万:1のダイナミックコントラスト比の表示に対応しているのもIPS236Vと共通だ。

 バックライトにはエッジライト式の白色LEDを使用し、消費電力や発熱を抑えつつ、画面部を薄く仕上げている。消費電力は通常動作時で33ワット、省電力/スリープモード時で0.5ワット以下と、23型ワイドのIPS236Vより消費電力が少し低い。

●個性的なボディに3系統の映像入力を装備

 ボディはIPS236Vと同じ独特のデザインを採用している。画面部は光沢ブラックで覆われており、背面はともかく前面フレームの照り返しや映り込みが少々気になる。スタンドは、円形のベースと円柱のネックで構成されており、ネックにオレンジのクリアパーツをはめ込んでいるのが目を引く。これは、シャンパンが注がれたグラスをイメージしたデザインという。低価格ながらデザインに注力していることがうかがえる。

 画面の位置調整については、下5度/上15度のチルト調整に対応するのみで、スイベルや高さの調整、縦位置表示などは行えない。そのチルト機構もヒンジが硬く、少々調整しにくい印象だ。ただ、液晶ディスプレイ部の背面にはVESAマウント規格に準拠したネジ穴(75ミリピッチ)が設けられているので、市販のフレキシブルアームなどと組み合わせやすい。

 本体サイズは514.7(幅)×230(奥行き)×403(高さ)ミリ、重量は約3.49キロだ。23型ワイドのIPS236Vよりも幅が短いため、狭いスペースに置きやすい。しかし、230ミリという奥行きは変わらず、円形のベースは、この画面サイズにしては大きめで厚みもあるので、もう少しコンパクトにまとめてほしかった。

 背面にはD-Sub、DVI-D(HDCP対応)、HDMIの映像入力端子が並ぶ。スピーカーは内蔵していないが、HDMIの音声を出力するステレオミニのヘッドフォン端子は用意している。また、電源ユニットも内蔵しておらず、ACアダプタを利用する。

 低価格帯の製品でありながら、HDMIも含んだ3系統の映像入力を用意しているのは大いに評価したい。コネクタの向きが水平なため、背面に少しスペースが必要になるが、ケーブルの着脱はしやすいだろう。

●設定項目はなかなかの充実ぶり

 OSDメニューもIPS236Vと同様の設計だ。タッチセンサー式のボタンを採用しており、6つあるボタンのいずれかを押すと、OSDのルートメニューが表示される。このため、ボタンを押し間違えることがない半面、輝度などをダイレクトに調整できるショートカットが用意されないため、一長一短ではある。

 ルートメニューにはMENU、SMART+、MODE、AUTO(オートアジャスト)、INPUT(入力切り替え)、EXIT(OSDのオフ)の機能が並んでおり、その直下にあるタッチセンサー式ボタンに触れると、対応するメニューが表示される仕組みだ。ここでは利用頻度が高く、操作性に影響を与えると思われるMENU、SMART+、MODEの3項目をチェックしていこう。

 MENUはディスプレイの表示そのものを調整する項目だ。ピクチャー、カラー、表示、ボリューム、その他というタブに分かれており、各タブの下にさらに細分化された機能を用意している。

 使用頻度が高いのは、ピクチャータブとカラータブだろうか。ピクチャータブには明るさ、コントラスト、画質(シャープネス)を用意する。カラータブでは色温度とガンマの調整が行える。色温度はWARM、COOL、MIDIUMの3種をプリセットとして持っているほかに、ユーザーモードによるカスタマイズも可能だ。ユーザーモードはRGB各色の増減による調整に加えて、6色(RGBCMY)相環による色相とサチレーション(色飽和度)の調整機能も用意する。ガンマ調整では1.8〜2.6の間で0.2ステップごとの設定が行えるなど、画質調整の項目はなかなか充実している。

 SMART+には、オリジナル画面比、デュアルウェブ、シネマモードのタブが並ぶ。オリジナル画面比は推奨解像度以下の解像度が入力された場合の画面比率を設定する機能であり、比率を無視して画面いっぱいに表示する「ワイド」と、比率を維持しつつ可能な限り表示領域を広げる「オリジナル」の2種から選択が可能だ。ドットバイドット固定の設定は用意していない。

 デュアルウェブとシネマモードは添付のユーティリティソフトと連動する機能で、Windows環境でのみ動作する。機能の詳細はIPS236Vのレビュー記事を参照してほしい。

 MODEメニューでは用途別の画質モードが選択できる。モードの種類はユーザー、ムービー、テキスト、画像、sRGBの5つを用意している。各モードの特徴を順に述べていこう。ムービーはガンマにS字カーブをもたせてシャドーを暗く、ハイライトを明るくしたモードで、いわゆるメリハリのある絵で表示される。ピクチャーはS字を抑え目にして、階調表現を維持しつつメリハリを出すモードだ。テキストはピクチャーと同程度にメリハリを出し、明部を持ち上げている印象で、他社のディスプレイに見られる輝度や色温度を抑える表示とは異なる。sRGBはその名の通り、sRGBの色域に近づける設定だ。

●S-IPS IIの画質をチェックする

 それでは、表示性能の評価をしていこう。評価にはいつものようにエックスライトの「i1 Pro」(製品パッケージとしては「i1Basic」)を用いている。テスト内容はソフトウェアキャリブレーションを行い、sRGB環境におけるガンマカーブの精度と色再現性の2つを検証するというものだ。せっかくなので、テスト内容はIPS236Vと同一の条件を採って、両機の比較ができるようにした。

 まずはガンマカーブの検証だが、ここではsRGBモードで測定した。sRGBモードでは明るさ調整しかできないので、一切の調整は行わず、素の状態で測定している。結果は下図の通りだ。なかなかきれいなラインを描いているレッドとグリーンに対して、ブルーのずれが気になる。これはIPS236Vでも見られた傾向だが、IPS236Vよりもブルーのずれが大きい(青のカラーバランスが少しずれている)。調整するにしても、青が思うように増減しなかったりとOSDのクセがあるので難しい。

 色再現性の検証はMac OS XのColorSyncユーティリティを用いて、先に作成したプロファイルとsRGBのプロファイルを比較した。多くの領域においてズレが生じており、精度としてはいまひとつだ。また、IPS236Vとの色域の比較も添えた。どちらも初期設定で測定したものだが、IPS226のほうが一回り小さい(色域がわずかに狭い)結果となった。

 最後に目視の印象も述べておくが、基本的には長所、短所ともIPS236Vと同様の傾向だ。ムラについては、輝度ムラは散見されたものの、高低の差は小さい。普通に表示しているぶんには、気になることはないだろう。パネル表面における粒状の乱反射は、やはり画面を凝視すると目に付く。筆者はあまり気にならないほうなので、1日か2日程度で慣れたが、この点が気になる人は実機を確認してみるといいだろう。

 視野角はIPSらしく広視野を確保できている。この点においては、TNパネル搭載の液晶ディスプレイにない満足感が得られるはずだ。真横に近い角度では白っぽくなるが、通常の利用においては問題にならない。ただし、黒の視野角についてはIPS236Vと同様、角度によって黒浮き、紫被りすることがある。

 動画の表示性能もIPS236Vと同じような印象だ。ゆっくりスクロールする被写体やFPSのような激しい動きのゲームでは残像が散見されるが、動画共有サイトの映像やDVD-Videoの映画タイトルなどの視聴でブレが気になるほどではなかった。

●エックスライトのカラーマネジメントツール注目製品

 今回の測定に用いたエックスライトの「i1Basic」は、測色器の「i1Pro」が付属し、ディスプレイのキャリブレーションに機能を特化したパッケージだ。名前の通り、i1シリーズの中ではエントリーモデルにあたるが、i1Proはスペクトル方式を採用した測色器で、フィルター方式のエントリーモデル「i1Display 2」に比べて、検出精度がかなり高い。i1Basicをベースとして、より高度なカラーマネジメント環境を構築したい場合は、必要に応じてソフトウェアの機能を拡張することも可能だ。i1シリーズの製品情報はこちら。

 また、エックスライトはオールインワンタイプのカラーコントロールソリューションとして「ColorMunki」シリーズも用意している。こちらはi1Proに近い精度を確保したスペクトル方式の測色器とウィザード形式の専用ソフトを備えており、ディスプレイ/プロジェクター/プリンタのキャリブレーション、スポットカラーの測定、カスタムカラーパレットの作成などが行える。ラインアップはフォトグラファー向けの「ColorMunki Photo」と、デザイナー向けの「ColorMunki Design」があり、いずれもi1Pro付属のパッケージより安価だ。ColorMunkiシリーズの製品情報はこちら。

 日本国内ではこれらの製品を加賀電子が取り扱っており、クリエイター向けオンラインショップ「KGDirect」や「CGiN」で購入できる。両サイトでのi1Basicの販売価格は16万7160円、ColorMunki PhotoとColorMunki Designの販売価格はいずれも5万4800円だ。

●IPSをより身近にする1台

 一通りテストした感想を述べると、やはりIPS236Vと同様に、液晶パネル自体の感触は悪くないが、液晶ディスプレイとしては画作り、設置性、操作性などに改善の余地が見られる。IPS236Vが搭載するUH-IPSより新型のS-IPS IIパネルを採用しているということで、画質面での向上を期待する向きもあるだろうが、開口率の向上によってバックライト光をより無駄なく使えるようになった点で進化しているものの、特別な高画質化技術などが追加されたわけではないようで、見た目の印象はそう変わらない。

 とはいえ、実売価格で2万円を切るような製品に手間暇をじっくりかけてもいられないのは当然のこと。「IPS=高画質モデル」というこれまでの流れから、思わず評価のハードルが上がってしまうものだが、この価格帯では相当健闘していることは間違いない。安価なTN方式のフルHD液晶ディスプレイがあふれる中、同じような価格でIPSならではの広視野角な表示環境を入手できるのだから、喜ばしいことは確かだ。

 高速応答を重視するゲーム用途や色再現性にこだわる用途には向かないが、広視野角かつ低価格な汎用のフルHD液晶ディスプレイとして、やはり要注目の1台といえる。


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