Jun 08, 2010

事業資金を断る勇気も必要

事業資金を貸してくれという話をしてくる顧客がある。このような会社を見れば、おそらく長くはないと思う。そのローンはしたくない。している事業の資金融通をしたところ、その場しのぎにしかならない。従ってこれは、本人のためにもあるので、事業者の金を断る。おそらく、そのようにして、他の人に対応するだけであって。
友人が独立、自ら会社を設立することになった。もちろん、会社設立などの経験がないので手探り状態だったので、知人から紹介されたコンサルタントに依頼をしたということだ。会社設立における支援するコンサルタントの存在というのも初めて聞いたのですが、実際にどのようなところに相談に行けばよいのかジラとしているのも素人には分からないと再度考えていた。
 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は1月26日、今年の夏以降にクラウドサービス「HP Enterprise Cloud Services - Compute」(以下、HP ECS)を提供開始すると発表した。だが、詳細は明らかにしていない。

 同社はこれまで、顧客の資産としてのITシステムを運用代行するITアウトソーシングサービスを展開してきた。今回初めて、HPのデータセンターにおいてHPの資産としてのITシステムを運用し、顧客企業は月額料金を支払って、これを利用する形のサービスを開始するという。

 発表では、IaaSに近いサービスであるかのように説明しているが、個別対応の要素が強いようだ。必ずしも何らかのサーバ仮想化をベースとしているわけではない。顧客は物理サーバ・ハードウェアを借りることもできるし、そのうえで利用したいOSを選択し、OSの運用までを委託することもできるという。仮想マシンの形でサーバを利用することもでき、ほかのユーザー企業と物理サーバ・ハードウェアを共用するかどうかも選択可能という。顧客拠点とHPのデータセンターの間のネットワーク接続についても、さまざまな選択肢を用意しているという。

 日本HPでは、これらの選択肢を明確に示したメニューがあるとしているが、公表はしていない。また、ECSは将来に向けて発展していくサービスで、明確なロードマップがあるとしているが、これについても公表していない。将来提供するサービスの内容についても、顧客からの要望が強いものをメニュー化していくというにとどまっている。すなわち、実質的には個別対応あるいはカスタマイズ型のクラウドサービスに近いと考えられる。

 日本HPが強調するのは、このサービスが企業の業務システムに向けたものだという点だ。「従来型のアウトソーシングと同レベルのセキュリティを実現できる」という。

 HPはクラウドについて、「HP Hybrid Deliveryソリューション」という製品/サービス群を展開している。企業ITに単一解はなく、社内でのITインフラ運用、社外IaaS/PaaS/SaaS、従来型のアウトソーシングサービスなど、多様な製品/サービスから、ユーザー企業のそれぞれが最適な組み合わせを見つけて組み合わせるべきだとする。同社ではこうした判断を支援するため、コンサルティングサービスを提供している。今回のサービスも、顧客に対するコンサルティング活動において、「適材適所」の最適なソーシングミックスを実現するための選択肢の1つとして、考えているようだ。

慶應義塾大学の伊藤公平教授は、英University of OxfordのJohn Morton博士らとともに進めているSi半導体に基づく量子コンピュータの開発の一環として、Siに添加されたリン(P)不純物の電子スピンと原子核スピンの間で量子エンタングルメント状態を生成し、検出することに成功したことを明らかにした。Nature(オンライン版)に1月19日(英国時間)掲載された。

量子コンピュータは、従来のコンピュータ(古典コンピュータ)の不可能を可能とするものと言われており、その不可能を可能とする源が、量子重ね合わせ状態とエンタングルメント(量子もつれ)であるとされている。古典コンピュータは、2進数の0もしくは1のどちらかの状態しか利用しないが、量子コンピュータの最小単位である量子ビットでは、古典力学ではなく量子力学の法則に従うものであり、原子や電子、光子といった個々の量子からなり、0と1を同時に表すことが可能だ(量子重ね合わせ状態)。また、量子コンピュータで必要となるのが、2個以上の量子ビットのエンタングルメントであり、個々の量子ビットを分離して2進数の0や1として扱えない、時空を超えた絡み合いが量子ビットのエンタングル状態となる。

今回研究では、このエンタングルメントをSi半導体の中で実現して検出に成功した。一般的にSi半導体はSiにPを添加してn型を作製するが、そのSi中のP原子を絶対温度20K以下の低温におくと、電子を1つ捉えて水素原子のように振る舞うことから、同研究では、この性質を利用し、P原子核のスピンを1つの量子ビット、そこに捉えられている電子のスピンをもう1つの量子ビットとして扱い、この2つの量子ビットの間でのエンタングルメントを生成・検出することに成功した。これは、1つ2つというレベルではなく、試料中に存在する1010個のP不純物の個々において一気にエンタングルメントを生成できるというもの。ここでエンタングルメントを生成し検出するプロセスそのものが、量子コンピューティングに相当するという。

これまで、このような実験が報告されてこなかった理由の1つに、Si中の量子ビットの量子情報保持時間(コヒーレンス)が短すぎることが挙げられる。通常のSiではP不純物の量子情報がエンタングルメントを生成して検出されるまでに失われていた。こうした課題に対し、慶応大では、Siを構成する原子をすべて28Si安定同位体に揃えることで量子情報保持時間を充分に長くすること、またOxfordが有する絶対温度3K以下で磁場3.4Tを動作できる特別な磁気共鳴装置を用い、P電子スピンと原子核スピンの高い分極(一方向に揃えること)を得ることの双方に成功したことが、今回の成果に結びついたという。

最先端の量子コンピュータの例として取上げられるのが、15=3×5の素因数分解に成功した7量子ビットの分子核磁気共鳴(NMR)の成果(L. Vanersypen, et al., Nature Vol.414, 883 (2001))だが、NMRでは分子中の7つの量子ビットを一方向に揃えたかのように見せかけるために古典コンピュータと同じ数の計算ステップを費やし、エンタングルメントも得られておらず、素因数分解という量子アルゴリズムを古典コンピューティングでシミュレーションした成果にすぎなかった。

これに対し、低温・高磁場に加えて量子計算上の工夫を施すことで、わずかな計算ステップで量子ビットの初期化を得、エンタングルメントの生成と検出に成功したこと、ならびに半導体で一般的に用いられるSiに添加された大量のP原子においてエンタングルメント状態が達成できた今回の成果は、固体量子計算の実現に向けたブレークスルーとなると研究グループでは説明している。

[マイコミジャーナル]

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